2016年3月30日水曜日

井の頭公園の桜と『ぺパカフェ フォレスト』のランチ

早咲きの桜が咲いていた
今年の東京の桜の見ごろは3月29日という予想だったので、井の頭公園へお花見に行ってきた。
30年ほど前に井の頭公園の近くに住んでいたこともあり、桜の開花シーズンには自然とここに足が向く。

日中は暖かだったが、まだ朝晩の冷え込みで花の開花が遅れているようで、予想は当たらずしだれ桜と早咲きの桜意外はまだ二分咲きといったところ。

井の頭公園は池の周囲に桜が枝を広げて、水面にせり出している桜が満開になる景色を七井橋の上からの眺めが一番だ。

七井橋も改修工事が行われて広くなり何年か経つが、平日の昼間というのに人でごった返していて、ゆっくり池に映る桜を見ていられない。
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春休みだからだろう、ボートに乗るために並んでいる人も多くいた。


ランチには公園内の七井橋を渡った正面の小高い場所にある「ペパカフェ フォレスト」に行った。

ペパカフェ フォレスト
お昼を回って2時近い時間だったが、10人ほど並んでいた。

「ペパカフェ フォレスト」はエスニック料理を出す店で、自然の中で解放感を味わいながら食事ができる。
店内は半屋外空間になっているが、寒い時期は透明のビニールで覆われているので寒くはない。

犬の同伴もOKなので、店内には何人かワンちゃん連れの人もいた。

夜にも何度か利用したことがあり、満席の時に一度奥の赤いソファコーナーに案内されたことがある。

そのコーナーの棚には子ども用の絵本、ブロック、車のオモチャなども置いてあり、子ども連れでもゆっくり食事できるような配慮がしてある。

低めのソファで、他の客席とも離れているので友人と2人落ち着いて過ごせたので、子連れでなくても座りたくなる場所だった。



ランチメニュー
ランチは迷わず「バンコク チキンライス」をチョイス。
わたしは、シンガポール料理の「海南チキンライス」が大好きで、チキンライスがあれば必ず注文する。

余談だが、一番好きなのは水道橋の「海南鶏飯ハイナンジーファン」のチキンライスで、次に好きなのは渋谷の「ガイトーン」のカオマンガイ。


「海南鶏飯」では蒸しと揚げのハーフハーフをいつも注文する。ソースがチリ、しょうが、醤油の3種類ついているのでいろいろ味わえる。


「ガイトーン」はパクチーが別容器にたっぷりついてくるのでうれしい。

ペパカフェのチキンライスは初めて食べたが、タレはそんなにクセがなくエスニック苦手の日本人にも食べやすい味だと思う。


ドリンクに、「ベトナムコーヒー」やタイのアイスミルクティー「チャイノムイェン」もある。

チャイノムイェンはタイではビニール袋に入れて売っているあれだ。

ビールはハイネケンの他にタイのビール「シンハー」「リオ」「チャーン」がおいてある。

エスニック料理の時は「シンハー」が、独特の香りと苦みでさっぱりしていて、エスニック料理に合うので私は好きだ。
バンコク チキンライス



●ペパカフェ フォレスト
 三鷹市井の頭4-1-5 
 井の頭恩賜公園内 
 TEL::0422-42-7081










 
  

2016年3月27日日曜日

100を切るためのポイントはパターだった

相変わらずスコアは100~108の間をウロウロしていた。
苦手だったフェアウェイウッドとユーティリティーがきちんとあたるようになり、パーオンする確立もあがってきた。

ところが、せっかくパーオンしても3パットしてしまうことが多い。

なかなかこれという方法がわからなかったそんなとき、スクールできちんと習ったことでパットが劇的に入るようになった。

そんなことはもしかしたら常識だと笑われるかも知れないが、わたしは知らなかったのだ。

パターはヘッドを動かすのではなく、左右のひじを動かすということ。
肩、ひじ、手首の角度を保って打つストローク式のパッティングを10回やったら10回同じ形でできるようにすること。

そうすればパターのヘッドは勝手にボールに当たる。
当てようとせずともアドレスの位置に勝手に戻ってきてあたる。

今までのわたしはどうしてもカップに向かって手先でちょこんと打っていた。

そして、カップをねらうのでなく、カップまでの軌道の線を引いて途中の目印に向かって顔を上げずに打つこと。

ボーリングもピンをねらわず、途中の三角の目印(スパッツ)を狙う。あれと同じだ。

それから、パターのふり幅で距離感をつかむこと。

そして、今年初めてのラウンド。やっと100を切って99。

まだまだ3パットもあるので、きちんとストロークを身につけパットのセンスを磨いてもっとスコアを縮めたい。

平均パット数1位になったイ・ボミ選手のやっているしっかり芯で打てるように500円玉を2枚重ねて上の500円だけ打つ練習がいいらしい。







スコッティキャメロン パター GOLO6 (ゴーロー6) 日本正規品 2015年モデル





2016年3月24日木曜日

『下鴨茶寮』の粉しょうゆストーリー

アナザースカイというテレビ番組を何気なく見ていた。
その回のゲストが小山薫堂さんだった。
小山薫堂のアナザースカイはニューヨーク。
若かりし頃、初めて訪れた場所がニューヨークで、32年後彼は下鴨茶寮の主人としてその地に立っていた。

3年前に先代の下鴨茶寮の店主から経営を引き継いだ小山薫堂さんは、ニューヨークで「bouley」というミシェランで星を獲得しているフランス料理の名店と、一夜限りのコラボレーションディナーをするために乗り込んできた。


番組で驚いたのは下鴨茶寮の料理長明石尚宏が31歳という若さであったことだ。
この料理長があの「粉しょうゆ」を生み出した人なんだとちょっと感動した。

「粉しょうゆ」は下鴨茶寮が新しく開発した調味料で、しょう油をフリーズドライしたものだ。
使用しているしょう油は250年の歴史を持つ香川県の老舗「かめびし屋」の3年熟成物で、旨みを凝縮して粉末化したものに柚子と一味を絶妙にブレンドしたのは料理長のアイデアだ。


この若き料理長を抜擢したのも小山薫堂さんだ。

彼は、テレビの世界では、「料理の鉄人」や「カノッサの屈辱」といった名番組を手がけ、脚本を手がけた映画「おくりびと」はアカデミー賞外国語映画賞を受賞している。

わたしは特に「カノッサの屈辱」と「トリセツ」がとても好きだった。
言葉の選び方とか、何かについて深く掘り下げる中に、単に知識欲を満たすだけでなくユーモアがあるところにセンスを感じる。

粉しょうゆの開発のきっかけも小山薫堂さんが、てんぷらの衣の食感を損なわないための調味料の開発を料理長に提案したという話だ。

舞台が老舗料亭に変わっても、彼の「企画は全てオーダーメード」という考え方が、クライアントのニーズを敏感に察して伝統的なものを残しつつ新しい風を巧く吹き込んでいると感じる。

京都の老舗料亭がなぜ東京の脚本家に店を託したのかとても意外に思った人は少なくないと思う。

井上章一さんの「京都ぎらい」の中に書いてある京都人は、大阪生まれで京都の学校に通っていたことのあるわたしも、「へー京都ってほんまいやらしいなー。」と感じ入ったほど同じ京都人同士でも見下して疎外する気位の高いお人たちだ。

下鴨茶寮の先代のご主人は、よっぽど小山薫動さんのお人柄と知識と才能に惚れこみはったに違いない。


わたしも毎週ではないが、日曜日に車で出かけるときは毎回FM東京の小山薫堂さんの「じゃぱもん」を聴いているほど小山薫動さんのファンだ。

「じゃぱもん」は日本全国のいいものを紹介する番組だが、紹介されるもののそれぞれのストーリーが興味深く、そこに旅したくなるのがいい。




これが話題の「下鴨茶寮の粉しょうゆ」
肉料理、魚料理、刺身に、卵料理、焼き野菜によし。バニラアイスにも。


粉なのでお弁当や旅行にもって行きやすい。
まだまだ話のネタになるし、美味しいもの好きの人にあげると喜ばれますよ。


下鴨茶寮





2016年3月3日木曜日

【日本橋散策】下田直子ハンドクラフト展と島根館のがいな丼

2月の温かい日曜日。
バレンタインデーのチョコを買い求める客でにぎわう日本橋三越に行ってきた。

大好きな手芸作家の下田直子さんの『ハンドクラフト展』を観るためだ。


会場は多くの女性でにぎわっていて、改めて今手作りブームなのだと感じた。

下田直子さんの初期のころからの作品が一堂に観ることができ、その作品数の多さと枯れることのない創作意欲におおいに刺激を受けた。

常に新しいテクニックを取り入れ、伝統的な意匠と新しいデザインの融合、何よりそのすばらしい色彩感覚はさすがだ。

ニットデザイナーとして「FICCE UOMO」に勤務されていた経歴をうかがい納得。

「FICCE UOMO」といえばバブル期のデザイナーブランドで、今はドン小西で有名な小西良幸がデザイナーのカラフルな色使いのニットが売りだったブランドだと記憶している。
当時ビートたけしがよく着ていた。

来場者の感想文が壁に貼られている中に、スタイリストの高橋みどりさんを発見!
高橋みどりさんの直筆とイラストを拝見できてラッキー!な気分。
「下田さんの作品は素晴らしく、ご一緒にお仕事できたことを誇りに思います。」というような感想だったと思う。そして一番お気に入りのバックのイラストを添えてあった。

わたしが一番気に入ったのはスモック刺繍のコーナー。
ものすごく細かくいろいろなテクニックで刺してあって、平面な生地が摘み方で驚くほど立体的で陰影のある刺繍になるところだ。

いつか私もカッコイイスモックのバックを作りたい・・・と思っている。

アンテナショップ 日本橋島根館

島根館に隣接している「主水」


それから、日本橋に来たら絶対食べようと決めていた島根館にある「主水」の「焼き鯖のがいな丼」を食べた。
「がいな」とは島根の方言で「スゴイとか大きい」の意味。


「主水」のメニュー

がいな丼はひつまぶしのように、1杯目はタレをかけてそのままよく混ぜて食べ、2杯目は薬味を入れて食べ、3杯目は特製だしをかけてお茶漬けにして食べる。

ボリューム満点で、焼き鯖のほぐし身、いくら、大葉、のりが乗っていた。
いやー美味しかった。
次は、数量限定で売り切れたいた「海鮮がいな丼」も食べてみたい。

焼き鯖のガイナ丼

おととしに出雲に旅したときにはがいな丼にはめぐり合わなかった。
東京は全国のうまいもんが集まるいいところだ。