といっても会社で年に2,3回行われるコンペに出るために直前に練習をするくらいで熱心でない。
もちろんゴルフは好きだしうまくなりたいと思っていたが、なんせ会社と家事でそんなに時間に余裕がないのだ。
それでも、参加したほうが何かと会社の人間関係がスムーズになるし、行けば行ったで楽しいのだ。
昔の最高スコアは105だったと思うが、再開してからは120をなかなか切れない。
ドライバーは得意だしボールもまっすぐ飛ぶが、アプローチとパターが上手くいかないし、疲れてくるとショットの打ち損じが増えてガタガタになってだめだった。
練習もしてないのに負けず嫌いなので、悔しい気持ちでいたある時、昔プロを目指すほどゴルフが上手い知人がクラブを変えたほうがいいんじゃないかとアドバイスをくれた。
私はクラブでそんなにスコアが変わるんなて思っていなかったので、10年以上前の古いクラブをそのまま使っていた。
しかも兄のおさがりのレディースクラブでなく男性が使うクラブだ。
ドライバーはテイラーメイドのRの10.5だった。
知人に言わせると私が使っていたクラブは女性には向かないし、しかも年齢で体力が落ちているからもっと軽いクラブの方があっていると言う。
今のクラブは飛躍的に性能が向上していて、スイートスポットに当たらなくてもある程度大丈夫らしい。
ドライバーももっと軽くて角度のあるものを選ぶように勧められた。
そこで、1年前の春のコンペからクラブをレディースのD社Xシリーズに変えてみた。
するとどうだろう、同じように打っているのにいいショットが出るようになり、ドライバーとアイアンの飛距離も伸びた。
体力を使わない分パターに余裕ができ、あっさり120をきって118になった。
それからゴルフが楽しくなり、前よりも練習場に行く回数が増えた。
秋のコンペ前には110を切ることを目標に、コンペ前に練習ラウンドにも行った。
そしていよいよ秋のコンペ。結果は107。
1年もたたないで100台で出回れるようになったのは、やはりクラブを変えたおかげと思う。
今は100の壁を破るのを目標にしている。
前回一緒にラウンドしたゴルフメーカーの人が言っていた。
ゴルフが上手くなるには、「道具と回数と運」だと。
ゴルフのいいところは他のスポーツと違い、幅広い年齢の人同士が一緒にプレーできるし、70代の人が20代に勝ったり、女性だって男性に勝つこともある。
それに、広々としたグリーンを歩くのは健康にもいいし気持ちいいものだ。