2015年11月28日土曜日

【シネマ散歩】『コードネームU.N.C.L.E』 イケメン過ぎるナポレオン・ソロ

ナポレオン・ソロといえば昔懐かしいテレビドラマの「0011ナポレオン・ソロ」を思い浮かべる。
まだ子どもだったがナポレオン・ソロより金髪のイリヤ・クリヤキンの方が好きだった。

『コードネームU.N.C.L.E』は大好きなヒュー・グランド目当てで見たのだが、でてくるのはラストのほうのシーンであまり出番がなかった。
それでもひさしびりのヒュー様はいい感じに年を重ねられていて相変わらずステキだった。
むしろ若い頃よりいい感じだ。

映画の方のナポレオン・ソロは「マン・オブ・スチール」でスーパーマン役を演じたヘンリー・カビル。
イケメンで仕立てのいいスーツがばっちり決まっていてファッション雑誌のモデル並みにかっこいい。
犯罪歴があり刑務所に入る代わりにCIAのスパイとして働いている。
重度の女好きで、頭も切れる有能なスパイといった役どころがはまっている。

一方のイリヤ・クリヤキンはアーミー・ハマー。
最年少でKGBに入った超エリートスパイで、真面目で几帳面。
考え方もやり方もまったく正反対のふたりが国際テロ組織の脅威から世界を守るため最初は疑心暗鬼で反りが合わないが、次第にお互いを信頼し任務を遂行する。

そのふたりにからんでくるのが核爆弾を作る天才科学者を父に持つ車の整備士のギャビー(アリシア・ヴィキャンデル)。
クリヤキンの婚約者になってローマに潜入するが、実はソロとクリヤキンに言えない秘密を持っていた。

1960年代のアメリカ・ソ連の冷戦時代に両国が手を組むなんて発想が現実にはありえない設定だが、この任務をきっかけにU.N.C.L.E(United Network Command for Law and Enforcement)が誕生する。

ヒュー様演じるイギリスの英国海軍中佐で情報部のトップアレキサンダー・ウェーバリーがU.N.C.L.E結成を3人に伝える。
次回作を予感させるラストだったが、次回はもっとヒュー様を出して欲しい。

アクションあり、美女ありのスタイリッシュイケメンスパイ映画の誕生といったところか。



2015年11月26日木曜日

ココナッツオイルで作る発酵バター

今年はココナッツオイルにはまって食べることにも、スキンケアにも何かとお世話になっている。

毎朝トーストにココナッツオイルをぬっているが、豆乳ヨーグルトを使ってココナッツオイルの発酵バターを作ってみた。

ほんのり甘いおいしいバターができた。

【作り方】

■材料  

ココナッツオイル  100g    (気温が低くて固まっている時は溶かしておく)
豆乳ヨーグルト     50g    作り方はコチラ   
はちみつ       小さじ1
塩            小さじ1/2

① 
豆乳ヨーグルトはペーパーフィルターで濾しておく。
寝る前に高さのあるコップなどにペーパーフィルターをかぶせ豆乳ヨーグルトをいれ、臭いが移らないようにラップして冷蔵庫に入れる。

ペーパーフィルターで豆乳ヨーグルトを濾す
ひと晩濾した後の豆乳ヨーグルト

溶かしたココナッツオイルと豆乳ヨーグルトを混ぜる。はちみつと塩をくわえよく混ぜる。
この段階では分離したままでよい。

溶かしたココナッツオイル
濾した豆乳ヨーグルト

材料をよく混ぜ合わせる。


しばらく置いて固まりだしたら、またよく混ぜる。
室温が高い時期は冷蔵庫に入れて固める。固めすぎると混ぜにくいので注意する。

これくらい固まったところで、再び混ぜる
混ぜるとこんな感じになる

混ぜ合わせたものを、適当な容器に入れて保存する。



2015年11月18日水曜日

羽生インター「鬼平江戸処」でタイムスリップ

那須高原にドライブに行った帰りに東北自動車道上りの「羽生PA」に立ち寄った。

2013年12月にリニューアルオープンして池波正太郎の小説「鬼平犯科帳」の世界を表現した町並みが再現されている。

車から降りると、目の前に鬼平が生まれた1745年以降の文化文政時代の頃の日本橋大通りをイメージした町並みが広がっている。

関所に見立てた入口

正面には栗橋関所を見立てた建物があり、左手には鬼平犯科帳の劇中で盗賊に押し入られた大店が並んでいる。

日光街道の江戸の入り口であった「栗橋関所」が羽生PAの近くにあったことから発案されたテーマパーク型サービスエリアである。





「鬼平犯科帳」といえば中村吉衛門版の時代劇ドラマが有名だが、オープニングのナレーションが懐かしい。

「いつの世にも悪は絶えない。
 その頃、徳川幕府は火付け盗賊改方という特別警察を設けていた。
 凶悪な賊の群れを容赦なく取り締まる為である。独自の機動性を与えられたこの火付盗賊改
 方の長官こそ長谷川平蔵。人呼んで鬼の平蔵である。」





池波正太郎の小説やエッセーには実によく料理やお店が出てくる。

池波正太郎の小説も面白いが、人生経験豊な筆からあふれ出る大人の男の生き方というか、粋みたいなものを書いたエッセイも好きだ。

「男の作法」は食に関すること意外にもいろいろな薀蓄が書かれていていろいろ参考になる。

また、作品に登場する料理を食べてみたくなるのも池波正太郎の魅力だ。

だからそれが集まった羽生PAは池波ファンにはたまらないだろう。

鬼平江戸処の案内

お土産もの屋さんやベビーコーナーもちゃんと江戸時代の雰囲気に作ってあり、鬼平犯科帳の世界観を満喫できる。

ベビーコーナーの暖簾がいい

お土産売り場


2015年11月13日金曜日

【御朱印】明治神宮と100年の森

明治神宮の御朱印

南参道 

ラジオで明治神宮のパワースポットの話をしていた。

明治神宮のパワースポットと言えば「清正の井戸」が有名だが、それよりも強力なパワーが出ている場所があるという。

明治神宮の北側の宝物殿の前に広がっている芝生の広場に北池あり、その手前に「亀石」と呼ばれる大きな石がそれだ。

何か新しいことをはじめたいとか、迷いがあるときにエネルギーをもらえるとかで興味を持ち行ってみたくなった。

亀石

初詣などで参道を歩いたことがあったが、宝物殿の方まで足を伸ばしたことがなかった。

宝物殿の前には国家「君が代」の歌詞にあるさざれ石もある。

さざれ石は大小の石灰岩の角礫が集まったものとある。
さざれ石の説明
さざれ石

参道を抜け明治神宮の森を歩いて少し驚いた。

今まで明治神宮がこんなに自然のままの森に囲まれていたとは気づかなかったからだ。

偶然なのだが、明治神宮を訪れた少し後にNHKスペシャルの「明治神宮不思議の森~100年の大実験~」を見た。

それで、明治神宮の森の謎が解けた。


100年前に明治神宮の創建にあわせて東京の真ん中に人口の森を作ろうと10万本の木を植え、理想の森作りが実験的にはじめられた。

神域として100年間立ち入り禁止にして守られてきた森を、現在を生きる私たちが見ることができる。

そして、多様な樹木を植えることで、人間の手を必要とせず自然の力で世代交代を繰り返す永遠に続く理想の森を目指した100年前の人々の壮大な計画が実を結んだ。

樹木だけでなく森は豊かな自然を育み、数多くの絶滅危惧種やめずらしい生物も生息していることが調査で報告されている。

今こうして自然に囲まれた森の中の明治神宮を参拝できるのも先人たちの知恵と努力のおかげだ。

東京オリンピック開催の年の2020年に100周年を迎える明治神宮。
なんだか不思議な縁だ。

2015年11月8日日曜日

【御朱印】平成の大改修後の平等院

9月の連休にずーっと行きたかった念願の平等院へ行ってきた。

2014年に平成の大改修が終わった平等院を見たかったからだ。

御朱印は「阿弥陀如来」「鳳凰堂」「不動明王」の三種類いただいた。

平等院 阿弥陀如来

平等院 鳳凰堂

平等院 不動明王

さて、宇治駅に降り立つとすぐに宇治川の流れが 目に飛び込んでくる。

宇治駅から平等院へと向かう途中に渡る宇治大橋から見る宇治川は京都市内を流れる鴨川と違い水流が多く、山を背景に自然が豊かだ。


昔から変わらない景色の宇治川


宇治大橋を渡った橋のたもとに「紫式部像」があり、しばらく歩くと平等院の表参道が見える。

紫式部の「源氏物語」の宇治十帖は宇治が舞台

寺院であるのに大きな鳥居があるのはそこから平等院の守り神である縣神社の参道であるからだ。
参道の入り口の縣神社の鳥居

古くからの御茶屋さんが軒を連ねて、お茶の香りが流れてくる。

古いお茶箱が積んである 


平等院は末法思想が世の中に広がっていた時代に、極楽往生を願う浄土信仰が流行し、藤原頼通は平等院鳳凰堂をこの世の極楽浄土を再現するように作ったといわれている。

『仏説感観無量寿経』には、阿弥陀様の極楽世界を思い描く観法が説かれている。

それは、日没の光景を見て、その後目を閉じても夕日の姿を思い描けるようにするというもの。

「この世の極楽を見たければ平等院を敬え」といわれていた平等院鳳凰堂を日没の前に感慨深く眺めた。
平等院 表門
平等院入り口
日没前の鳳凰堂
末法思想の不安な時代に荘厳な鳳凰堂を建立し、平安時代最高の仏師定朝によって作成された丈六阿弥陀如来坐像を安置し、その周りには52躯の雲中供養菩薩像が懸けられている。

雲中供養菩薩像を「鳳翔館」でじっくり見ることができるが、それぞれの表情や持っている楽器などが違っていて、飽きずに見ていられる。

雲中供養菩薩像の数が52だからかお土産でトランプが売られている。

ちなみにジョーカーは鳳凰だった。


「鳳翔館」をでたところで、大改修の様子を大型テレビモニターで見ることができた。

当時の色を再現し、鳳凰堂の鳳凰に金箔を施し建てられた当時の華やかさに戻す苦労が伺える。

古くなった平等院になじんでいたので、真っ赤の金ぴかの平等院に違和感を感じないでもなかったが、実際最初はこんなに極彩色の金ぴかだったのだ。

これが古の人々の思い描く極楽浄土だったのでしょう。

極楽浄土を再現するために池まで配したこだわりに極楽浄土への強い憧れを感じる。

鳳凰堂
鳳凰堂
金色によみがえった鳳凰