薬師寺 御朱印 |
薬師寺には夏の暑い盛りに、法隆寺からバスで唐招提寺に行き、そこから徒歩で薬師寺まで歩いて行った。
近鉄橿原線の西ノ京駅から歩いてもすぐなので、奈良駅からなら電車の方が便利だ。
薬師寺の東塔は現在の解体修理している覆屋で覆われている。
創建当時(680年)からの残っている建物は東塔だけで、ユネスコの世界遺産にも登録されている有名な建物だが、見られなくて残念だった。
平成31年には完成するそうなので、また訪れてみたい。
静かで落ち着いた印象の唐招提寺と趣を異にした薬師寺は、鮮やかな色と壮大な伽藍が遠くからでも目に飛び込んでくる。
当時の人々はさぞかし度肝を抜かれたのではないかと想像する。
6月から8月は蓮の花の季節で、薬師寺の境内にも蓮の花が咲いていた。
蓮と御朱印を巡るロータスロードというイベントがあり、御朱印をいただくと「散華」ももらえる。
薬師寺の蓮の花 |
薬師寺の玄奘三蔵院伽藍は平成3年に建てられ、「玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)」を祀っている。
毎年期間限定で公開されていて、たまたま運よく入ることができた。
玄奘塔北側の大唐西域壁画殿には、日本画家の平山郁夫さんが30年かけて描いた「大唐西域壁画」が安置されている。
広島で被ばくを経験をされ、祈りと平和への願いを込めたその画は一見の価値のあるスケールの大きいすばらしいものだ。
玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)とはあの西遊記の三蔵法師のことで、そこでしかいただけない「不東」の御朱印がある。
「不東」は玄奘三蔵が、インドの経典を手に入れるまでは何があっても東の唐には決して戻らないという強い決意を意味する。
薬師寺 玄奘三蔵 御朱印 |