我が家には5才になる黒いラブラドールがいる。
ラブラドールというと、盲導犬や介護犬をするおとなしくかしこい犬種と思われているが、とても人懐っこくていたずら好きで、ひとたびテンションがあがれば手がつけられないくらいのあばれん坊だ。でも、ちゃんとしつけをすれば、従順で愛情深くとてもやさしいおりこうさんなパートナーになる。
かかりつけの獣医さんが、盲導犬になれるような犬は人間でいうと東大に行くくらい優秀な子なんですよ・・・とおっしゃった。
フェイスブックの記事で、盲導犬が月に一度の健康チェックの時にハーネスをはずしたとたんに診察室の中を走り回っている姿をみると、本来の無邪気な性格をおさえて、ご主人のためにつくしているのだと思い、そのときくらい好きにさせてあげているという話に胸が熱くなった。
ところで、ラブラドールでなく、『ラブラドゥードル』という犬種をご存知だろうか。
ラブラドールとスタンダードプードルを交配して作られた犬だ。
オーストラリアの盲導犬協会が、動物アレルギーの人の介助犬になることを目的に作ったのが始まりで、オーストラリアン・ラブラドゥードルとも呼ぶ。
抜け毛が少なく人なつっこさと賢さを兼ね備えて、モコモコしたルックスでとてもかわいい。
毛質がフリースコート、ウールコート、ヘアーコートの3種類、カラーも豊富にいて、大きさはミニチュア、ミディアム、スタンダードとバラエティに富んでいる。
犬も家の中で家族同然に暮らすことが多くなっているので、これから抜け毛が少ないアレルギーフレンドリーな犬種の人気が高まっていきラブラドゥードルを見かけることも多くなるかもしれない。