2015年5月30日土曜日

確定拠出年金を気にしてますか?

年に一度、確定拠出年金の資産に関する書類が送られてくる。
ほとんどの人は、封も切らずに中身を確認しないままではないだろうか。
わたしもすぐに確認しないで、時間があるときになんとなく見る程度だ。

10年ほど前に勤めている会社の退職金規定が変わって、退職一時金が半分になり、確定拠出金の制度が導入された。
いわゆる401Kという企業型の確定拠出年金だが、将来の年金額を保障されている確定給付金と違い自分で資産運用する。
導入時期に一度社員を集めて説明をされただけで、ほとんどの人は詳しい内容を理解していないままだろう。

加入当初に元金と投資信託の割合に応じた商品がありそれを選んで書類を提出したままで、その後運用を考えたり、インターネットで投資の割合を変えることは一度もなかった。

ところが、今年送られてきた資産の損益を確認すると70,000円ほど利益が上乗せになっていた。
何もしないで放置していたが、元金と投資信託の割合を、50/50のプランにしていた結果、運用利回りが3.3%になっていたからだ。
要因はここ2年ほどの金融マーケットの状況がよかったためにリターンが大きかったようだ。
確定拠出年金のメリットは、運用成果に関する税金が途中でかからないので、その分普通の投資よりも利回りがよくなるし、長期運用することで複利効果が期待できる。それから、手数料が安く、所得控除にもなる。

今まで無関心で放置していたが、きちんと運用を見直しながら少しでも老後の年金を増やすことを考えることも必要だと思う。
今までは運用がうまくいっていて増えたが、状況によっては資産が減ることもあるのだ。

このまま高齢少子化が進み、国民年金や厚生年金も減額されることも予想されるので、確定拠出年金についてもっと興味の持つべきことに気づいた。