2015年5月2日土曜日

ヘップバーンといえば・・・

ヘップバーンといえばオードリー・ヘップバーンを上げる人が多いだろうが、私はどちらかというとキャサリン・ヘップバーンの方がひいきだ。

私が生まれる前の映画だがデビット・リーン監督の『旅情』を観て、ただキレイとかカワイイだけではない知的で内に秘めた大人の女性の魅力を教えてもらった気がする。
いつもシャツの襟を立て気味に着こなしているのも様になっててカッコイイ。

『旅情』は婚期を逸した独身女性が旅先で妻子ある男性とひと夏の恋をするストーリーなのだが、人を愛するすばらしさに目覚めていくキャサリンの演技が本当にステキなのだ。

手を振り続ける有名なラストシーンがいつまでも心に切ない余韻を残す最高の恋愛映画だ。

キャサリンは96歳で亡くなったが、74歳の時に『黄昏』でヘンリー・フォンダと共演しともにアカデミー賞・主演女優賞、男優賞を獲得している。
ちなみにヘンリー・フォンダは76歳で史上最高齢の受賞だった。
その他『若草物語』『アフリカの女王』『フィラデルフィア物語』など。

【旅  情】
監  督    デヴィッド・リーン
脚  本  H・E・ベイツ デヴィッド・リーン
原  作  アーサー・ローレンツ
キャスト  キャサリン・ヘプバーン  
       ロッサノ・ブラッツィ
音  楽    アレッサンドロ・チコニーニ