2016年7月10日日曜日

【御朱印】奈良・斑鳩の里 法隆寺~中宮寺

法隆寺御朱印 「和を以って貴しとなす」


JR法隆寺駅
JR法隆寺の駅から20分ほど歩くと法隆寺の入り口にたどり着く。
入口の右手に「法隆寺iセンター」という観光案内所があり、観光案内や資料をもらえる。
レンタサイクルもそこで貸してもらえるので、法輪寺・法起寺も巡るなら自転車がおすすめ。

法隆寺iセンターには知識が豊富なボランティアの観光ガイドさんがいらっしゃるので、歴史や文化の知識を深めるためにはとても役に立つ。

今回わたしは、法隆寺~中宮寺~唐招提寺~薬師寺を徒歩で廻った。
法隆寺~中宮寺は昼食をはさんで、大体2時間くらいかかるコース。


法隆寺の拝観料はは1500円。
西院伽藍、大宝蔵院、東院伽藍の拝観のまとめての金額だ。
内部以外は写真OK。回りに高い建物がないので空が広く感じる。

空気もきれいですがすがしい。
ちょうど晴天に恵まれ、きれいな青空をバックに写真が撮ることができた。

郵便ポストも街並みにマッチしている

法隆寺の境内では、目に入る物が教科書でしか見たことのないような国宝や文化財ばかりだ。
周辺の街並みも、それほど観光地化していなくて、聖域として守られてきた雰囲気が感じられる。

世界文化遺産で、世界最古の木造建築物とされている法隆寺だが実は、聖徳太子は難波宮に四天王寺を創建し、その後法隆寺を創建しているので、四天王寺の方が古いが四天王寺は度重なる災害で古い建物が焼失しているので法隆寺が世界最古とされている。


西院伽藍 金堂と五重塔

西院伽藍のシンボルは現存する木造建築として世界最古の法隆寺五重塔と金堂。

古代インドで仏舎利を祀るために造られた塔を仏塔うといい、五重塔は仏塔のひとつ。

一番下の内部をのぞける様になっていて、東西南北それぞれの方角に塔本四面具と呼ばれる粘土で作られた群像が安置されている。

五重塔は全体を心柱が貫く構造になっている。
この構造は地震に強く、地震の揺れを塔内で吸収する仕組みになっていて、東京スカイツリーにも採用されていると聞いたことがある。

1300年前の古の人々の智恵に驚かされる。


夢 殿

夢殿は、天平11年(739年)頃、聖徳太子が亡くなった推古30年(622)年から約100年後に、聖徳太子を供養する堂として建てられた堂で、八角円堂つくりになっている。


夢殿と呼ばれる様になったのは平安時代のことで、その名は、かつて聖徳太子が夢の中で黄金の人(仏)に出会ったという伝説からきている。


中宮寺御朱印 カメの印がかわいい


中宮寺が所蔵する国宝天寿国繡帳(てんじゅこくしゅうちょう)という飛鳥時代の染織工芸品に亀が描かれている。

お土産の包装紙の図柄にもこのカメが描かれていた。

中宮寺 本堂

中宮寺の御本尊様菩薩半跏像は、特別展に御出陳のため、東京国立博物館で保管されている鎌倉時代当時の中宮寺信如尼の御手作りによる「重要文化財 紙製 文殊菩薩立像」が展示してあった。

5月12日(木)~7月12日(火)の2か月間にわたり、日韓国交50周年を記念して、東京国立博物館と韓国国立中央博物館「ほほゑみの御仏・二つの半跏思惟像」という特別展が開催されているためだ。

そのため拝観料は無料だった。

特別展のポスター